spa Brico 6周年を迎えました

いつもご拝読ありがとうございます。spa Brico 店主でございます。

 

もう1週間を過ぎてしまったのですが、、

11月4日をもちまして、spa Bricoは6周年を迎えることができました。

これも偏に、足繁くお店に通ってくださっているお客様や、近隣のみなさまの支えがあってのことです。

心から、感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 

20代半ばで、勢いで始めたお店が、こんなにも長く続くとは思いもしておりませんでした。

いや、それはちょっと嘘になるかな。。

途中から、自分の仕事はこれ以外考えられなくなりました。

生きがいそのものですね。

人生、寝てる時間と仕事している時間が大半なのであれば、

『仕事が好きなことでないと、私は生きていけないな。』

と思った結果、自分でお店おをやることを決断しました。

fukadasoを借りた当時は、全くのゼロからのスタートだったので、正直不安もありましたが、もう本当に夢中になってやってきたので、そんな不安なんて忘れがちでした(笑)

 

また、お店を通じてたくさんの清澄白河界隈の方とお知り合いになれ、私自身Bricoの存在に感謝しています。

 

ただ、6年やって思うのは、お店を持った時のあの『キラキラ感』は、あの時だけのものだったんだなぁ、っていうこと。

『大人になっても、子供のように純粋に好きなことだけをする』という気持ちを大事にして生きたい、と思っているのだけれど、

それでもやっぱりあの時の『キラキラ』は、あの時だけだった、、気がする。

他にいろいろなことにチャレンジしてみたけど、なかなか同じ感情にはなれず、、

これが『大人になってしまった』ということなのか…

でも、やはりあの時の感覚って忘れられなくて、

『どうしたらあの感覚、もう一度味わえるかな、、?』

って模索していた、ここ数年…

なんかちょっと、気付いたことがある。

 

 

私が美容鍼灸というジャンルにハマった10年くらい前。

その頃は『美容鍼灸』という言葉はあったものの、まだまだ発展途上どころか、

植物で例えるなら発芽直前の種、もしくはちょうど発芽したくらいのものだった。

勉強する術も、『これ!』というようなテキストもなかった。

そんな中、美容は美容の勉強を、鍼灸鍼灸の勉強をしてきたわけですが、、

10年も経てば時代も変わり、美容鍼灸もそこそこメジャーになったし、鍼灸学校では美容鍼灸のカリキュラムもあったりする。

ようするに、美容鍼灸というものが真新しいものでも、もの珍しいものでもなくなったわけで。

もちろん、美容鍼灸を志してきた私からすると、業界が活気付いていったのは非常にうれしいこと、、

なのだけれど、なんだか途端に面白くなくなっちゃった。。

もともと私は、インディーズバンドがメジャーになったら、途端に興味が薄れる性分なのだけれど、仕事に対してもそういうことなのかしら。。

 

そんなこんなで、いろいろ自分の感情と対峙してきたわけなのだけれど、結果わかったことが。

多分、私は『何か新しいことを模索すること』が好きなんだろう、そこに楽しみや喜びを感じるんだろう、ということ。

美容鍼灸が日本の美容法としてメジャーになってしまった今、『美容鍼灸+アルファ』の、『何か新しいもの』を探していかなくてはいけない時期に来たのかもしれないな。

ちなみにお店の『Brico』という名前は、フランス語の『Bricolage』という言葉からとっていきてる。

この言葉の意味は、『今あるものを寄せ集めて、今までにない全く新しいものを作る』という意味がある。

辞書で引くと、『日曜大工、DIY(do it yourself)』とも出てくる。

6年もやっていると、こういった原点とかも、忘れがちになってしまうよね、、

なんだか最近のいろいろな自分の感情で、こういったことが思い出されてよかった。

7年目からは美容鍼灸をベースに、また何か新しいコラージュを探していきたいと思います。

 

あともう一つ、探し求めていきたいものを見つけた。

それは、『女性としての生き方、ライフスタイル』。

このお仕事を通じて、さまざまな年代とライフスタイルの女性と接することができ、いち女性として、本当に勉強させて頂いています。

6年前は、『女性の生き方』なんて考えたこともなかった。

うちは美容鍼灸サロンなので、もちろん美容鍼灸のトレンドやスキルアップを図るのは当たり前なのだけれど、

私はそれ以上に『女性のライフスタイル』というものに、より『沿うもの』を追求していった方がよい気がした。

それぞれの女性が、それぞれのライフスタイル、ライフステージで戦っている、そのサポートとしての鍼灸の在り方。

鍼灸というものが、女性にとってどんな立ち位置であれば、より彼女らを支えることができるか。より楽しく快適なライフスタイルを送ることができるか。

そういったことを考えて、これからの『私の鍼灸』を育てていきたいと思っています。

 

自分自身もそれなりの年代になったからこそ、こういった思考になることができたのだと思う。

6年前の私は、ただただ自分のやりたいことをやっていただけだった。

それはそれで、とても充実した日々ではあったけれど、これからはもう少し、人のためになれるようなことを考えて生きていきたいと思います。

 

 

美容鍼灸『+アルファ』の新しいものの探求、

女性としての生き方、

これから先の私のキーワードかな。

これらで、またあの時に近い、『キラキラ』を味わえる気がします。

華々しさ、とか、有名、注目…といったことには拒絶反応が出るほど興味がないので(笑)、私はこのままアンダーグラウンドで、自分の感性のままに仕事をしていきたいと思います。

 

こんな強烈なパーソナリティのぶり子ですが、引き続き精進していきたいと思います。

何卒よろしくお願いいたします!

7年目も頑張ります!!

 

 

spa Brico

店主