【五臓と目】充血、目の疲れ
肝臓の調子は、目に現れます。
目の調子が悪ければ、肝臓の調子を疑いましょう。
それは、肝は血を蔵す臓腑であるから。
目はその血によって養われています。
ですので、肝と目のはたらきは、直接リンクしているのです。
特に、目が充血している場合。
これは、ダイレクトに肝の不調を現しています。
白目が赤くなっているときは、血行障害が生じているサイン。
特に精神的なストレスが原因となっているものが多いです。
イライラしたり、怒りっぽかったり、緊張しすぎると、肝を痛めます。
肝は、気の流れを整えるはたらきがあり、気の流れは血の流れを促します。
よって気が滞れば、血も滞る。
その結果が、目の充血として現れます。
また、目が疲れやすく感じる時も、肝の機能が低下しているサインです。
肝で蔵されている血により、目は正常にはたらくことができます。
肝の血が不足すると、目が疲れやすく感じます。
肝血の不足は、ひとつの原因として睡眠不足が挙げられます。
肝の血は寝ている間に充填されます。
睡眠が不足すると、肝の結が十分に蔵せず、結果として目の不調に繋がります。
ストレス社会で働く現代人と肝は大きく関わります。
ストレスを感じた時には、大きく深呼吸して。
肺は肝が過剰に働かないように、制御するはたらきがあります。
自律訓練法としても注目されている呼吸法は、実は東洋医学でも説明できることなんですね。