【スキンケア】目のくま
前回、東洋医学的に見た目のくまについて、お話しさせて頂きました。
今回は、スキンケアの観点から見たくまについて、お話しさせて頂きます。
くまにも、いろいろな種類のものがあることをご存知でしたか?そしてそれぞれ、原因とその色がそれぞれ異なります。
ひとつずつご紹介していきましょう。
まずひとつめに、青ぐま。
見た目が青いくまは、下まぶたの皮膚を伸展させても色が消えなく、色が青みがかっているものをいいます。。
この青グマの原因は、血行不良です。前回【五臓と目】くまでお話しした、血行不良からくるくまと、同様のものです。
下まぶたはお顔の中でも皮膚が一段と薄い部分なため、青黒く見て取ることができますが、それは決して目の周りだけが血行不良というわけではありません。
青ぐまが見受けられたら、お顔全体も血行不良だと認識してよいでしょう。
血行不良からくる青ぐまのケアは、文字通り血行を促進させてあげることで解消することができます。
目の周りをホットタオルで温めるのが効果的!最近ではホッとアイマスクなども販売しているので、そういったものを利用してもよいでしょう。
また、アイクリームなどを利用して、マッサージするのも良いでしょう。
ただし、目元は非常にデリケートなので、くれぐれも強くこすり過ぎないように!
お顔ばかりのマッサージではなく、全身の血行促進にも注目しましょう。
ウォーキングなどの軽い運動や、ゆっくり湯船に浸かることも大事です。
それから、黒ぐま。
これはくまというより、影。
目元は非常に薄い皮膚と眼球を守るための脂肪からなっています。そのため、老化現象が非常にわかりやすい部分。
ようするに、そのくまのように見えている部分は、目元のたるみやむくみでできた、影なんです!
老化現象からくる黒ぐまは、そのたるみをストップさせることが最重要!
お顔全体のエイジングケア同様、目元もしっかりケアをしてあげてください。
お肌のたるみは、お肌内部のコラーゲンが不足していることにより起こります。
ケアとしては、そのコラーゲンを強化してあげるようなアイテムを使うと良いでしょう。
レチノールやビタミンCなどがオススメです。
最近では、年齢の出やすい目元ケアのためのアイクリームもよく見かけるようになりました。
少々お値段は張るようですが、十分な効果は期待できそうですね。
また、目元のむくみに関しては、塩分の摂取を控えるようにしたり、青ぐま同様に目元を温めたりマッサージをするのがオススメ。
運動をして、汗をかいて水分代謝を促すことも手っ取り早くて良いでしょう。
最後に、茶ぐま。
茶ぐまは色味が茶がかった黒で、皮膚を伸展させても、上を見た状態(正面から顔に光を当てた状態)でも色が消えないという特徴があります。
この茶色の正体は、色素沈着。
要するに、シミやくすみです。
目にアレルギーがあり、目をよく欠いてしまう人、アイシャドウやマスカラなどのメイクオフの際、拭き取り式のクレンジングを使用している人(拭き取りが強い)、最近ではまつ毛の育毛剤の副作用で黒くなっている人も多いです。
これらが原因で起こる茶ぐまは、シミなのでお顔と同様の美白ケアをする必要があります。
また、一度できてしまったシミはなかなか薄くなるまでに時間がかかるので、根気の良いケアが必要です。
ケアとしては、お顔に使用する美白剤(ビタミンCなど)を下まぶたにもしっかり塗るということ。
そして、原因となっている、こするという行為に注意することです。
まつ毛の育毛剤を使用している人は、なるべくまつ毛の根本以外には塗らないように気をつけること、あまりひどい場合には一度使用を中止することも考えた方がいいかもしれません。
このように、くまといってもスキンケアの観点からでは、その原因もケアも全く異なります。
あなたの気になるくまは、どのタイプですか?
くまはお顔の印象を一気にネガティブに変えてしまうもの…
正しいケアで、お顔を元気な印象に導きましょう!