梅雨時期に体調が崩れやすい方のタイプとは?

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なかなかしぶとい梅雨…

今年の梅雨は、本当に『太陽ってどんなんだっけ?』って忘れてしまいそうな、そんなお天気…。

海の日前後にはいつも梅雨明けしていたけれど、まだまだ今年は続きそう…。

もはや、セミは鳴くのであろうか…??

 

どちらかといえば、お天気能天気ガールの私ですので、こうも雨が続くと本当に参ってしまう…

学生の頃からそうだった、梅雨の時期は格段に体調が悪くなる。

生理前も眠くて眠くて仕方ないのに、梅雨と相まってしまうと、もはや常に眠い。

授業なんて、一日中寝ていたくらい。。

 

それも、もう10年以上前の話。

10年も経つと体質も変わり、梅雨時期にはまた違う体調不良も感じるようになってきた…。。

最近は、頭痛と首肩こり、かなりきます…

こんな時に何かしら処置ができる、鍼灸師であって本当によかったなぁ…と。

(自分に刺す首肩周りって、うまくヒットしないのだけれど、、泣)

 

自分のことでかなり前置きが長くなってしまったのですが、この時期、体の不調を訴える方、かなり多いのではないでしょうか?

どうしてこのような体調不良を訴える方が多くなるのか、それはその人の体質や生活環境によって現れてきたりします。

今回は、そんなお話をしていきたいと思います。

 

 

 

 

梅雨の時期、体調が悪くなる人のタイプ

 

 

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いつも高いストレス環境に晒されている人

 

いつも仕事が忙しかったり、いろいろなストレスを抱えていたりする人は、常に交感神経がアクティブになっている状態です。

交感神経とは、自律神経のひとつで、体にエンジンをかけているような、戦闘体制であったりする時に働く神経です。

交感神経が優位の時には、全身の血管は収縮します。

心拍数も上がり、血圧も上がっている状態です。

常にその状態にある人が、梅雨の時期、低気圧に晒されるとどうなるか?

気圧はご存知の通り、大気のプレッシャー(圧力)です。

低気圧だと、体にかかる圧力が低くなる

要は体を膨張させようとする=血管は無理やり拡張傾向へ。

そうすると、いつも交感神経でコントロールしていた体へのプレッシャーが、いつもの塩梅では効かなくなり、ここで自律神経がビックリを起こす。

結果、頭痛や首肩こり、背部痛や眠気などの不定愁訴が発現する、というわけ。

普段、交感神経優位の人は、高気圧が優勢になる夏のが体調がよいのでは?

要するに、自律神経の乱れから起こる不調です。




 

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体内リズムの乱れ 

 

『体内時計』という言葉は、どなたも聞いたことがあると思います。

毎日24時間、目覚めて活動をし、眠る。というサイクルは、体の中に備わっている体内時計によるもの。

規則正しく、毎日一定のリズムで生活をすることは、健康の基本。

朝も毎日同じ時間に目覚ましをかけていると、目覚ましがなくても起きられるようになるのは、この体内時計によるもののひとつ。

体内時計は反復の習慣だけによって形成されるのではなく、脳から分泌されるホルモンによってコントロールされています

そのホルモンとは、睡眠を誘発する『メラトニン

脳の松果体という部分から分泌されるこのホルモンは、主に日光によってコントロールされています。

目から日光を感受すると、メラトニンの分泌が止まり、私たちの体は『活動』にスイッチONとなる。

そして目覚めて14〜16時間後にまたメラトニンは分泌され始め、体は『活動』スイッチが次第にOFFとなり、『休息』スイッチがONになっていきます。

そう、このメラトニンの分泌調節の鍵は、『光』

光を感受することで、その分泌はストップして、体が活動へ向かうのですが、この梅雨時期のようにしっかりと朝日を感じられないと、体内時計も乱れがちになってしまいます。




 

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体に『湿』が溜まり気味な体質の人

 

東洋医学では、症状で診るのではなく、体質から診て治療をしていきます

梅雨が苦手な方の多くは、体に『湿』が貯留している方に多くみられます。

『湿』を現代のわかりやすい言葉で表すと、『むくみ』

胃腸の消化不良、暴飲暴食、甘いものの食べ過ぎなどが原因で、体に水分が溜まってしまっている状態です。

もともと体に水分が溜まっている状態なので、梅雨で湿気の多い時期になるとさらに症状が増して、体が辛くなってしまう傾向にあります。

湿の体質でも厳密に言うといろいろな状態がありますが、多くの場合軽い運動などをして、汗をかくと体が楽になることが多いです。

また、食生活を見直すことは基本中の基本!

 

 

 

さいごにひとこと

 

気圧や日光など、自然のことなので、なかなか自分ではコントロールできない部分もある、梅雨時期の体調不良…。

私たちも動物、地球で生かされていることを実感しますよね。

まずできることと言えば、自分なりのケアを見つけること。

頭痛や肩こりなどの痛みは、鍼灸も得意分野

鍼灸自律神経を整える効果もあります。

乱れた自律神経をひとまず正して、今ある不調をリセットさせてあげましょう。

自律神経を整える方法は、そのほかにもたくさんあります。

ヨガ瞑想なども、自分でできる手軽なケアでオススメです。

 

軽い運動をすることで、適度な疲労感がよい睡眠を促します

なかなか外が雨で難しいかもしれません、そのような時は、半身浴などで軽く汗をかくと良いでしょう。



7月ももうすぐ半ばにさしかかってきます。

なんだかんだ、あと1、2週間で梅雨明けになるのではないでしょうか?

止まない雨はない…

あと少し、、不快な天候を乗り越えていきましょう…!!



 

 

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