【五臓と目】貧血

体の血の状態を、一目で判断できる部分をご存知ですか?

それは、まぶたの裏側です。

誰かに『あっかんべー』をしない限り、自分の下まぶたの裏がわって、あんまり見ることがないですよね。

ですが、ここで体の『貧血具合』がわかるのです。

 

通常、このまぶたの裏側は適度な赤色をしています。

粘膜であるこの部分には、たくさんの毛細血管が走っています。

この部分を見たとき、白っぽさ感じるようだと貧血の疑いがあります。

女性は毎月生理がありますから、その前後によっても色味が異なってみえることがあります。

定期的にチェックして、自分の変化を見て見ましょう。

 

東洋医学でいう血が不足している状態を、『血虚』といいます。

その名の通りに血が虚している状態なのですが、これは俗にいう貧血とは若干異なるものです。

血液検査の数値的に貧血と判断されたときには、東洋医学では結構な末期です。

東洋医学では、数値で現されないくらいのものでも血虚と判断されることがよくあります。

 

東洋医学では、血は五臓の脾胃と関係します。

脾胃では、口から食べた食べ物を吸収して気血を生成する臓腑です。

基本的に血虚は、脾胃のはたらきが低下していたり、栄養不足の結果として起こります。

 

立ちくらみやめまい、動悸や息切れ、肌がかさつく、爪がもろい、月経血の減少、生理不順などがあると、血虚を疑います。

 

そういったいろいろな症状からの判断が難しい場合、あっかんべーをすれば一目瞭然、というわけです。

 

 

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