【Books】パリ行ったことないの
春の読書週間、私の中ではじまりました(笑)
もともと活字大好きでして、特に予定のない日は、ふらっと本屋さんに行くのが大好き。
平積みにしてある新しい本を眺めて、今はどんな本が売れているのかとか、そのの本屋さん推しとかをチェックする。
そしてもちろん、自分のハートに『ズキュン!』とくるを探す。
意図して探していなくても、突然出会ってしまったり。
そうすると、迷いなくその子を連れて帰る、、ご購入です(笑)
そんなこんなで、私の家にはいろいろなジャンルの本が結構な数、ある。
いくら本屋で『ズキュン』ときても、実際じっくり読んでみたらそうでもなかったり、数年経つとその『ズキュン』アベレージもだいぶ下がってしまったものも。
引越しのたびに、随分手放してきたのだけれど、それでもまだ結構ある。
最近、なるべくむやみやたらに物を増やさないようにしている私。
本も同じくして増やさないよう心がけていて、本屋で『ズキュン』となっても、もう一度『本当に好きなの?』と、自問自答するようになった。
そうして図書館を利用しよう、と思い、先日初めて足を運んでみた。
この深川の地にもう早7年くらい経とうとしているのに(笑)
先日、銀座の蔦谷に行った時に『ズキュン』した本があり。
そこでぐっと立ち止まり、まずは図書館にあるか調べてみたら…ヒット!
今の図書館って、別の図書館から取り寄せてもらうこともできるのね、、それもネットで。
便利な世の中になったものだ…。。
今まで通りすがり程度だったけど、改めて小さいけど洋風モダンな素敵な図書館だった。
そこで取り寄せてもらって借りた本が、こちら。
『パリ行ったことないの 山内マリコ著』
昨年からフランス語をちょこちょこ習いだした私。
インテリアだったり食べ物だったり、『ズキュン』と来るそういったものを辿って行くと、だいたいフランスにたどり着く。
いつかは行ってみたいと思っていた。
だから、フランス語から初めてみた。
そんなおフランスのテンションの私が、この本にばったり出会ったんですよ。
まさに私も、パリ行ったことないし。
あらすじを読んでみたら、『パリに憧れつつも、行ったことがない女の子。刺激のない毎日に飽き飽きし、ついにパリに行く決心をして…』というような感じ。
おぉ、この子はどう変わって行ったんだろう?
と興味を抱いたわけです。
あっという間に読んでしまったのだけれど、結果、この女の子の話だけではなかった。
若い子やおばあちゃま世代の女性まで、いろいろな女性の人生とパリとを描いた作品だった。
一人の女性のパリへ対する感情が事細かに書かれているのかと思ったから、若干その点では残念だった。。
けど、最後が素敵な終わり方だったので、大満足!
いろいろな年代の女性、いろいろな生活への不満や不安。
それらを掻き消す、『パリ』という存在。
パリに抱く夢が、そういった女性たちの人生の『目的』になっているのだね。
人生って、何か目的があれば、ただただ何も代わり映えのない毎日が、急に楽しくなってきたりする。
それって何でもいいのだと思うけれど。
今の私も少なからず、その中のひとりなのかもしれない。。
Je n’ai jamais été à Paris
わたしパリ行ったことないの
Mais j’y vais en Octobre
でも10月、行くの!